今日もどこかの小区で@上海

上海での日常を綴っています。日本での日常生活とは少し違った、でも実はあまり変わらない人間味溢れる上海生活をご紹介します

棟の隣人たち

今日も心地よい気候の一日だった。


最近はまっている、オートミールとりんごを使って、クッキーを作った。


もう何年も、豆乳マシンを使って、豆乳とオートミールをまぜた飲み物を作ってきていたため、オートミールは自宅に沢山余っているのだった。


「おばちゃんの写真撮るのね~」


私のスマホを使って、動画を撮っている娘に向かって、202号室のアイが言った。


2日前にPCR検査を受けたばかりなのだが、どうしたことか検査結果が一向に出てこず、今日も検査する羽目になったのだった。おそらく、検査を失敗したのだろう。


娘に向かって日本語で話しかけてくれるのだが、娘があまり理解できずにいて、202号室のアイと301号室のアイとで笑い合っていた。


私の住んでいる棟には、色んな人がいる。


大きな犬(多分レトリーバー)を2匹(白と黒)を飼っている30代だろう女性。ロックダウン前は、毎朝私の通勤時間と、彼女の犬の散歩時間が被っていたため、よく道ですれ違った。


部屋を2部屋買って、3世帯で住んでいる家族。


部屋は1部屋で2世帯で住んでいる家族。


韓国人らしきカップル。


4歳くらいの子供がいる家族(2世帯)


お隣さんはアラサーと思われる男性


アラフィフと思われる男性


まだまだ出会っていない隣人が他にもいると思うが、挨拶する人はたいてい決まっている。


中国人も、みな人それぞれ、人との距離の取り方には個人差があるのだ。


みな、それぞれに抱えているものがあって、またこれから別々の人生を歩んでいく。





そういえば最近、104号室のナイナイを見かけない。
*ナイナイは日本語で「おばあさん」


聞くところによると、近頃体調が思わしくなかったらしく、入院しているらしい。
ナイナイの旦那さんのイエイエも見かけない。
*イエイエは中国語で「おじいさん」


一緒に病院に付き添っているのだろうか。
いつも高くてよく通る声で、娘に「ニーハオ」と話しかけてくれてたナイナイ。


いつも1階でゆっくりと散歩をしているナイナイのいない小区には、何か物足りなさを感じる今日この頃である。










ナイナイのいないこの小区には、何か物足りなさを感じる。